◆メタルラック活用例◆
−小型スピーカー台として−

先日、あるライブカフェの音響設備の施工を承った。客席はおよそ5m四方でステージの間口も約3mほどの小規模なお店で、元々あったカラオケセットを撤去しての総入れ替えである
。 ジャズやシャンソンを生ピアノだけで歌うことが多いとのことで、出力・筐体サイズ・音質・価格等を考慮してスピーカーはElectro VoiceのZxA1-90を選択した。スタンドは三脚タイプをすぐに思いつくが、スペースの都合上今回は却下。予算の都合上、天井吊り工事も不可。 そこで思いついたのが、家庭で収納家具としても利用されているメタルラックである。
幅・奥行きともに300mm弱のスピーカーに対して、サイズ豊富な棚板の中から選んだのは345mm×345mmの棚板。無駄のないサイズである。
このサイズで高さを確保しようとすると、転倒防止対策が必須になってくる。メタルラックにはオプションとして、突っ張り棒タイプの転倒防止用パーツが用意されている。現場の天井高が3m弱だったのでこちらを使用して固定した。
防振ゴムを敷いた上にスピーカーを置けば心配していたビビリも無く、上からも棚板で挟むことにより転落防止にも一役買っている。
価格は1台当たり2万円ほど(パーツの組み合わせにもよる)で、三脚タイプよりも高価にはなるが、棚板の耐荷重も1枚当たり150kgなので、場合によっては12インチクラスのスピーカーにも利用できるかもしれない。
メタルラックは、機材やケーブルの収納に使われているのをよく見かけるが、利用範囲の広いものだと感じている。

写真は、メタルラックに乗せたスピーカーと、転倒防止パーツで固定している様子。

(大阪府 森正人)