◆野外現場の熱中症対策◆
−水分の摂り過ぎにご注意を−

掲載誌が発売される頃には秋の兆しが見え始めている頃だが、この原稿を執筆している今は夏の野外現場真っ盛り。今年も各地で熱中症による死亡者が出るほどの猛暑である。
昨今は熱中症対策として水分補給の重要性が認知されているので、野外現場では頻繁に水分補給を促すアナウンスがされる。
ところが、ここで気をつけないといけないのは、発汗によって体内の水分だけではなく塩分も失われているということである。
水分を必要以上に摂りすぎたり発汗により体内の塩分が不足したりすると、血液中のナトリウム濃度が下がりすぎる「低ナトリウム血症」になってしまうこともあり、最悪の場合は死に至ることもあるという。
熱中症の中でも特に「熱けいれん」は塩分不足を原因とするようだ。
先人の知恵では麦茶に味が変わらない程度に塩を入れたりということもあるようだが、野外イベントなどではお茶や水の他に、岩塩や梅干しなど塩分補給をできるものを用意しておくのがお勧めである。
個人的には、「都こんぶ」でおなじみの中野物産製「梅果肉付おしゃぶり昆布」が夏現場のお伴になっている。
休憩のタイミングを失ったまま仕事を続けてしまいがちな若手たちには、水分・塩分の補給を促す心配りも持ち合わせたい。

(大阪府 森正人)