◆事務所の移転◆
−ローコストな防音工事−

このたび、京都府から大阪府に事務所兼自宅を移転・新築した。
新築にあたり仕事部屋に防音工事を施したが、思った以上にローコストで効果がでたのでご紹介したいと思う。
予算の都合により専門の防音工事業者には依頼ができなかったので、建物の設計・施工を依頼した地元の工務店にて防音工事を行った。

○室内側の壁への断熱材施工。高気密高断熱設計の外壁と同じく、90mm厚で施工された。
○壁・天井・床への制震材の貼り付け。鉛のシートで、トイレ等水回りの防音にも使われるようである。
○床断熱材の増量と、天井断熱材の追加。
○すべての窓をペアガラスの2重窓に。
○室内側のドアを住宅用防音ドアに変更。
○防音フードのついた換気扇を設置。

以上が主な防音対策である。コストはざっと60万円程度。
他にも、仕事部屋の電源アースは単独にしたり、コンセントはすべて3P抜け止めにしたり、ガレージから直接入れる「搬入口」(もちろん2重窓)を設けたりと、様々な工夫をした。
竣工時に1点だけ問題になったのが、施工精度による防音ドアからの音漏れである。
こちらは、ドアメーカーにも協力してもらい測定・調整をお願いした。スペック上-37dBのドアにもかかわらず、-15dB程度しか効果が出ていなかった。わずか数ミリの調整で-35dB程度まで防音性能が向上したのには驚かされた。
知識としては知っていたが、防音工事は部材のスペックだけでなく施工も重要だということを、改めて思い知らされた。
写真は、建物外観。1階手前の部屋を防音工事。


(大阪府 森正人)

2010/12